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「フェイクニュース」~コミュニケーションの豆知識⑥

フェイクニュース

 皆さん、こんにちは。ジャーナリストの青井坂道です。

 真偽不明のデマ情報のことを指す「フェイクニュース」。トランプ大統領がマスコミ非難の時に使っていたので、聞いたことがある人も多いかと思います。

チェーンメールに回ってくることもありますので、もしかしたら皆さんの中にも受け取ったことがあるという人もいるでしょう。

 特に新型コロナウイルスが広がり出した、最初の緊急事態宣言が出たころにそのようなフェイクニュースが激しく飛び交っていたと記憶しています。「武漢ウイルスは熱湯で死ぬ」とか「もうすぐロックダウンが行われて、買い物にも行けなくなる」といったフェイクニュースを私自身も受け取りました。

 こういった情報拡散の難しいところは、善意で送られてくるという点です。

家族や友人、知人からの情報だと、そのまま鵜呑みにしやすいですし、コロナ禍や災害時のような緊急時であるほど、拡散すべき情報だと判断されればすぐさま広がってしまいます。

 実際、その情報がフェイクなのか、事実なのかの判断も簡単ではありません。複数の情報ソースで確認する習慣がある人やSNSに使い慣れた若者なら見抜けるのでは?と思われるかもしれませんが、実際は世代に関わらず誰もが引っ掛かり得るのです。

 なにしろフェイクニュースの怖いところは、デマと分かっていても人々に影響を与える点だからです。

昨年の春にトイレットペーパーの買い占め騒動があったのは記憶に新しいですが、調査してみると買いだめした人のうち9割はデマだと分かっていたそうです。それでもデマに触れたことで不安に感じ、品不足を連想して行動に移していたのでした。これが仮に「津波が来る!」などの災害時のデマであれば、より深刻な混乱を招きかねません。

 時には、「この情報はデマだから気を付けて」といった旨のSNS投稿も出てきますが、多くの人々がデマ情報に触れることにつながっているため、結局のところ拡散行為と何ら変わりません。

正しい情報が必ずしも正しい結果を生み出すとは限らないのも恐ろしいところです。

 ちなみに私が受け取ったフェイクニュースは、私が所属しているコミュニティーの一斉送信で受け取ったものでした。コミュニティー間での情報の取り扱いは十分気を付けるべきでしょうね。

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