スマホ育児
「できれば使わせたくないけれど…」が本音。でも仕方ない日もある
2000年以降、急速に普及したスマートフォン(略してスマホ)。現在、携帯電話を持つ人のほとんどがスマホになりつつあります。
実際、周囲にはスマホを役立てている人も多く、家計簿アプリや家族とシェアできるスケジュールアプリ、生協の注文もできるアプリ等々、忙しいママにはスマホ一つあれば、隙間時間でササッと用事を済ませられるので、とても便利です。
しかも、子供が電車でグズッた時にもスッと我が子の好きな動画を見せて落ち着かせたり……まさに神器のようですね。
このように、スマホの利便性を活用して小さな子供との移動中や家事の合間に、写真や動画、ゲームアプリなどで子どもをあやす「スマホ育児」をしたことのあるママは多いと思います。
「スマホを使うなんて育児放棄だ!」というのは確かにたやすいですが、現実的には小さな子供をあやしつつ上の子供の宿題を見ながら、掃除とごはん作りを同時並行で行う……と何役もこなさなくてはならないワンオペママも多く、スマホをどうしても使わざるを得ない場合もあるのです。

スマホ育児の目安時間
スマホの画面で見る動画や写真は、なぜか子供にとってはテレビ以上に魅力的なようですが、時間に区切りはつけたいもの。なぜかというと、長時間の使用は子供の目の疲れや視力低下の恐れがあるからです。
また寝る前ギリギリまで見るのは寝つきが悪くなる傾向があるため早めに切り上げるようにし、長くても1日1時間以内にしましょう。
場面の区切りは大事!ダラダラ見せは避けよう
食事づくり中に子供にスマホを見せていたとしても、食事の用意ができたらキッパリとやめるルールづくりが大切です。普段から「〇〇を終わったらにしようね」と子供とルールを確認し合って使わせたいものです。

スマホ育児は危険がいっぱい!?エルサゲートから子供を守れ
現在、スマホのアプリには子供向けの知育系もたくさんあります。お絵かきアプリや絵本の読み聞かせアプリや英会話アプリ等々、子供の興味関心に沿ったものを選べます。ただし、預けっぱなしは避けて、見守ってあげることも大切です。
また、you tubeの動画を見せる機会もありますが、最近では子供向けを装った悪質な有害動画「エルサゲート」が多数出現しているので注意が必要です。
これらは、タイトルや導入部分では子供向けのように作られながら、中身は残虐なものや性的なものなどが含まれ、ママの知らないうちに子供が見てしまっているという問題が起きています。
こうした有害動画から子供を守るには、自動再生ボタンをオフにし、ママも内容をチェックしてから子供に与えるようにしましょう。

いかがでしたか?
スマホを使って罪悪感を持つよりも、「今日は家事も早く終わったし、夜は絵本の読み聞かせを増やそうかな」「今度のお休みはどこかへ遊びに連れて行ってあげようかな」と前向きに考えていく方が、長い育児の中には必要な時もあります。スマホはあくまでも育児の中の「コンテンツの一つ」。
頼り過ぎず、程よい距離感で使えるといいですね。
