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「サイレント鬱」~コミュニケーションの豆知識③

サイレント鬱

 皆さん、こんにちは。ジャーナリストの青井坂道です。

 皆さんは「サイレント鬱」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「テレワーク鬱」とも呼ばれているのですが、つまりネット越しでのやり取りが増えたことで、本人自身も周囲も知らないうちに、いつの間にか気分が落ち込んだりと「うつ」に近い状態になっているケースのことです。

 普段から顔を合わせていれば、「元気がない」とか「悩みを抱えていそう」とか、雰囲気で何かしら気付く可能性があります。しかし、離れた場所にいる人の精神状態を把握するのはほぼ不可能ですし、声をかけたり相談に乗ることも難しいですよね。

これは実際に聞いた話ですが、Zoomなどで会議している時は平気だったのに、会議が終了してビデオ電話を切った瞬間、気持ちがどっと下がってしまったという人もいたようです。

 なぜ、テレワークで「うつ」になってしまうのでしょうか。

純粋に人と接する機会が減り、精神的にまいってしまうことも考えられますが、中には働き過ぎということもあるようです。在宅ワークだと、どこまでが仕事でどこまでかプライベートか線引きが難しく、心の疲労感が抜けなくてかえって負担が増えてしまうこともあるのです。

 一方、家族と一緒に暮らしている人や仕事以外の趣味が充実している人などはサイレント鬱になりにくいようです。最近の日本人は近所づきあいを避ける傾向にありますし、海外のように宗教施設(教会、モスクなど)での交流が盛んではありませんから、海外と比べると孤独を深めやすい国柄なのかもしれません。

 企業によっては、オンラインで雑談するなどの工夫をしているところもあるようです。それだけ人と人との交流が、人を生かすことにつながっているからなのでしょう。

一人暮らしの人は、電話でもいいので家族や友人と話す機会を設けたり、リフレッシュする時間を意識して確保することを心がけてみるといいかもしれませんね。

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