人たらし
皆さんの周りにはこんな人はいませんか?
特別、自己主張が強い訳でもないのに、なぜか輪の中心にいる人、誰からも愛されやすい人、人の心に入るのが上手な人など。
そんな「人たらし」と言われる人々の行動を分析してみると、実は非常にコミュニケーションスキルが高いことがわかります。人たらしと聞くと、「騙されそう」「何を考えているのかわからない」というイメージもありますが、実際は場の空気を上手に読み、誠実な人が多いのです。
今回はそんな人たらしコミュニケーション術を学んでみたいと思います。
人たらしの必須6箇条
①常に笑顔
②礼儀正しい
③他人を否定しない
④常にポジティブな言動
⑤お願い上手
⑥見えないところでは、意外に真面目
人たらしは、常に笑顔なので第一印象が良く、誰からも好かれやすいようです。いつでも笑顔なので、「この人の側にいれば、楽しそうだな」と思わせる雰囲気を出すのがうまいのです。
そして、とても礼儀正しい人ばかりです。誰とでも礼儀正しく人と接し、目上の人はもちろんのこと、目下が相手でもきちんと敬語でマナーをわきまえて接してくれるので、誰も嫌な思いをしないのです。
また、決して他人を否定するようなことを言いません。人は誰かと仲良くなると気を許して、つい他人の悪口を一つ二つは言ってしまうものですが、人たらしは、誰のことも否定しないので敵を作らないのです。常に周囲をリスペクトする姿勢を貫いているため、自然と人が集まりやすいのです。
さらに、肝心なときにお願い上手でもあります。自分をへりくだって、相手を持ち上げながらお願い事をするので、相手も「(自分のことをそんなに認めてくれているのか)そんなに頼られているなら……」とついついやってあげたくなるのです。こうして、人たらしはナチュラルに違和感なく、相手に上手に頼ることができるようになります。
最後に、ここまでいろいろと書き並べると「人たらしってやっぱりずるい」と思われがちですが、実は見えないところでは真面目に努力をしているのです。誰からも愛され、敵をつくらず、輪の中心でいるには、見えないところでコツコツと周囲に気配りをしたり、努力を積み重ねていなければならないことを人たらしは知っているのです。
あなたも、今日から人たらしのコミュニケーション力を身につけて、プライベートやビジネスで物事を円滑に進めてみませんか?
